記憶のこつ - 「具体例とともに覚える」 [試験勉強]
記憶のこつの1つとして、「具体例とともに覚える」ということがあります。公式・法則・法律・規則などは抽象的な表現になりやすいので、その具体例や事例とともに覚えると効果的です。
単に覚えやすいというだけでなく、忘れても具体例から思い出したり、確認したりすることができるのです。
例えば、地球上で運動する物体にはコリオリの力というものが働いています。北半球では進行方向を右側に変える様な方向の力です。(南半球では逆。)コリオリの力の方向を覚えるときに、次のような具体例をイメージしながら記憶するとよいです。
● 北半球の台風が反時計回りの渦であること
● 北半球の振り子の振動面が時計回りに回転すること
台風の例の方は天気予報などで反時計回りの渦である事をよく知っていないと使えません。その意味では、振り子の例の方が優れています。北極点にある振り子が宇宙に対して一定の方向に振れている間に、地球が回転するところを想像すれば直ぐにわかります。